BSP

/ˌbiː es ˈpiː/ ビーエスピー

1. コンピュータグラフィックスにおける、複雑なシーンを効率的にレンダリングするためのデータ構造またはアルゴリズム「Binary Space Partitioning」の略。

3Dシーンをツリー構造で分割し、オブジェクトの描画順序を決定したり、衝突検出を行ったりするのに用いられます。
Many old 3D games used BSP trees for rendering and collision detection. (多くの古い3Dゲームでは、レンダリングや衝突検出にBSPツリーが使用されていました。)

2. 配管ねじの規格の一種「British Standard Pipe」の略で、イギリスで広く使われている。

パイプやフィッティングの接続に使われるねじの形状や寸法の標準を定めています。
This fitting has a 1/2-inch BSP thread. (この継手には1/2インチのBSPねじが切られています。)

3. 大量販売価格「Bulk Selling Price」の略。商品をまとめて販売する際の割引価格。

通常の小売り価格よりも安い、大量に購入する顧客向けの価格設定を指します。
The BSP for this product is significantly lower when ordering a full pallet. (この製品のBSPは、パレット全体で注文すると大幅に安くなります。)

4. 特定のハードウェアボード上でオペレーティングシステムが動作するために必要なソフトウェアパッケージ「Board Support Package」の略。

ドライバー、ブートローダー、OSカーネルの初期化コードなどが含まれ、組み込みシステム開発で重要です。
Developing a custom embedded system often requires tailoring a BSP. (カスタム組み込みシステムを開発するには、BSPのカスタマイズが必要になることが多い。)

5. 金融市場におけるオプションの理論価格を算定するための数学モデル「Black & Scholes Pricing (Model)」の略。

株式、ボラティリティ、満期までの時間、金利、配当などの変数を用いて、ヨーロピアン型オプションの公正価値を導き出します。
The Black-Scholes model, often referred to as BSP, is fundamental in options trading. (ブラックショールズモデルは、しばしばBSPと呼ばれ、オプション取引において基本的です。)