solipsist

[ˈsɒlɪpsɪst] ソリプシスト

1. 自分自身の意識や経験だけが確実であると信じる哲学的な立場、唯我論を唱える人。

哲学的な唯我論の立場を取る人物を指します。彼らは、自分自身の意識や経験だけが確実であり、外部の世界や他人の存在は単なる自分の意識の産物であると信じます。極端な主観主義者とも言えます。

A true solipsist believes that nothing exists outside their own mind. (真の唯我論者は、自分自身の心の外には何も存在しないと信じている。)

• A true: 「真の」や「本物の」という意味で、ある性質を強調します。
• solipsist: 自分の意識のみが実在すると信じる「唯我論者」を指します。
• believes: 「～と信じる」という行為を表します。
• that: 接続詞で、続く節が「信じる」内容であることを示します。
• nothing: 「何もない」という否定的な意味の代名詞です。
• exists: 「存在する」という動詞です。
• outside their own mind: 「彼ら自身の心（精神）の外に」という意味で、唯我論者の信じる範囲を示します。

He was criticized for his solipsist worldview, which seemed to dismiss the reality of others. (彼は、他者の現実を認めないかのような唯我論的世界観のせいで批判された。)

• He: 「彼」という男性を指す代名詞です。
• was criticized: 「批判された」という受動態の表現です。
• for his: 「彼の～について」という、批判の対象を示す前置詞句です。
• solipsist: 「唯我論的な」という意味で、続く名詞「worldview」を修飾します。
• worldview: 「世界観」という意味です。
• which: 関係代名詞で、先行する「worldview」を詳しく説明します。
• seemed: 「～のように見えた」という、判断や印象を表す動詞です。
• to dismiss: 「～を無視する」「～を退ける」という意味の不定詞です。
• the reality: 「現実」「実在」という意味です。
• of others: 「他者の」という意味で、「現実」が誰のものであるかを示します。

The character in the novel eventually became a solipsist, isolated by their own convictions. (小説の登場人物は最終的に唯我論者となり、自身の信念によって孤立していった。)

• The character: 「その登場人物」という意味です。
• in the novel: 「その小説の中で」と、登場人物がいる場所を示します。
• eventually: 「結局」「最終的に」という意味の副詞です。
• became: 「～になった」という変化を表す動詞です。
• a solipsist: 「唯我論者」という人物像を示します。
• isolated: 「孤立した」という過去分詞で、登場人物の状態を表します。
• by their own: 「彼ら自身の～によって」と、孤立の原因を示します。
• convictions: 「信念」「確信」という意味です。

2. 哲学的な意味合いを超え、極端に自己中心的で他者を顧みない態度や、その考え方を持つ人。

哲学的な意味合いだけでなく、比喩的に、自己中心的で他人の感情や存在を無視するような態度や人物を指すこともあります。自分の視点だけが重要だと考える傾向が強い場合に使われます。

Her constant focus on her own feelings made her seem like a solipsist. (彼女が常に自分の感情ばかりに気を取られているので、唯我論者のように見えた。)

• Her constant focus: 「彼女の絶え間ない集中」という意味です。
• on her own feelings: 「彼女自身の感情に」と、集中する対象を示します。
• made her: 「彼女を～させた」という使役動詞の形です。
• seem like: 「～のように見せる」という意味です。
• a solipsist: 「唯我論者」のように、ここでは比喩的に自己中心的な人を指します。

Some critics argue that modern art can sometimes descend into a solipsist realm, disconnected from broader human experience. (一部の批評家は、現代美術が時に広範な人間経験から切り離された、唯我論的な領域に陥ることがあると主張している。)

• Some critics: 「一部の批評家」という意味です。
• argue that: 「～だと主張する」という意味です。
• modern art: 「現代美術」という意味です。
• can sometimes: 「時々～しうる」という可能性と頻度を表します。
• descend into: 「～に陥る」「～に転落する」という意味です。
• a solipsist realm: 「唯我論的な領域」という意味で、自己完結的で閉鎖的な状態を指します。
• disconnected from: 「～から切り離された」「～と関係のない」という意味です。
• broader human experience: 「より広範な人間経験」という意味です。

Despite his claims of empathy, his actions often revealed a deeply solipsist approach to relationships. (共感の主張にもかかわらず、彼の行動はしばしば人間関係に対する非常に唯我論的なアプローチを明らかにした。)

• Despite his claims: 「彼の主張にもかかわらず」という意味です。
• of empathy: 「共感の」という意味で、主張の内容を示します。
• his actions: 「彼の行動」という意味です。
• often revealed: 「しばしば明らかにした」という意味です。
• a deeply solipsist: 「非常に唯我論的な」という意味で、続く名詞「approach」を強調して修飾します。
• approach: 「アプローチ」「取り組み方」という意味です。
• to relationships: 「人間関係への」という意味で、アプローチの対象を示します。

関連

• solipsism
• egocentric
• narcissist
• subjectivity
• philosophy