legal precedent

/ˈliːɡəl ˈprɛsɪdənt/ リーガル・プレシデント

1. 過去の判例や裁判所の決定で、将来の同様の事件の判断基準となるもの。

法的な紛争において、過去に下された裁判所の決定が、その後の類似する事件の判断において、従うべき規範や参考となる原則として用いられることを指します。これにより、法の一貫性と予測可能性が保たれます。
The judge referred to a well-established legal precedent in making her decision. (裁判官は、判決を下す際に確立された法的判例を参照した。)

2. 特にコモン・ロー(判例法)制度において、過去の裁判所の判断が法的な拘束力を持つ原則。

英米法などのコモン・ローシステムでは、裁判官は過去の類似の事件に対する判決(判例)を尊重し、それに拘束されることが原則とされています(ステア・デサイシス)。これにより、法の連続性と安定性が保証されます。
The doctrine of stare decisis mandates that courts follow established legal precedents. (ステア・デサイシス(判例拘束の原則)は、裁判所が確立された法的判例に従うことを義務付けています。)
関連
stare decisis
judicial review
binding precedent
persuasive precedent