MRO

MRO

[ɛm ɑr oʊ] エムアールオー

1. 設備や施設の維持、修理、そして運用に必要な物品やサービス全般を指す略語。

MROは「Maintenance(保守)」「Repair(修理)」「Operations(運用)」の頭文字を取った略語です。企業や工場が設備や施設を円滑に稼働させ続けるために必要な消耗品、部品、工具、サービス(例:清掃、点検、軽微な修理など)全般を指します。これらは直接製品の一部になるわけではありませんが、生産活動や事業運営を支える上で不可欠な要素です。
Effective MRO management is crucial for minimizing downtime in manufacturing plants. (効果的なMRO管理は、製造工場での稼働停止時間を最小限に抑えるために不可欠です。)

2. 薬物検査における検体評価を行う医師、医療審査官。

MROは「Medical Review Officer」の略語で、薬物検査の結果を評価し、その医学的妥当性を判断する資格を持つ医師を指します。陽性反応が出た場合、処方薬による影響がないかなど、被験者との面談を通じて最終的な判断を下します。
The MRO confirmed the positive drug test result after reviewing the employee's medical history. (MROは、従業員の病歴を確認した後、薬物検査の陽性結果を確認しました。)

3. アメリカ航空宇宙局 (NASA) の火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」の略称。

MROは「Mars Reconnaissance Orbiter」の略で、NASAが打ち上げた火星探査機の名前です。この探査機は、高解像度カメラや分光計などの複数の観測機器を搭載し、火星の表面、地層、大気、地下の水の可能性などを詳細に調査しています。火星の地形図を作成したり、将来の着陸地点を選定する情報を提供したりする重要な役割を担っています。
The MRO has been orbiting Mars since 2006, sending back high-resolution images. (MROは2006年から火星を周回し、高解像度の画像を送り続けています。)