stack frame

[stæk freɪm] スタックフレーム

1. 関数呼び出しに関する情報が一時的に保存されるメモリ領域。

プログラムで関数(またはメソッド、サブルーチン)が呼び出されるたびに、その関数が正しく実行されるために必要な情報(引数、ローカル変数、戻りアドレスなど)を格納するための専用のメモリ領域が確保されます。これがスタックフレームです。関数が実行を終えると、このスタックフレームは解放されます。
When a function is called, a new stack frame is created on the call stack. (関数が呼び出されると、コールスタック上に新しいスタックフレームが作成されます。)

2. 関数が終了した際に元の実行場所に戻るためのアドレスや、呼び出し元に結果を渡すための情報なども含まれる。

スタックフレームは単にローカル変数を格納するだけでなく、その関数が終了した後にプログラムがどこに戻るべきかを示す「戻りアドレス」、関数の引数、レジスタの保存値、さらには関数内で動的に確保されたメモリ(スタックアロケーション)に関する情報など、関数呼び出しの文脈全体を維持するための多様な要素を含んでいます。これにより、関数が入れ子になって呼び出されても、それぞれの関数の状態が独立して管理されます。
The return address is a crucial part of a stack frame, ensuring execution resumes at the correct location. (戻りアドレスはスタックフレームの重要な部分であり、実行が正しい場所で再開されることを保証します。)
関連
local variable
return address
stack pointer
frame pointer