decadence

/ˈdɛkədəns/ デカダンス

1. 道徳的、文化的、社会的な質の低下や悪化。

社会や文化が成熟期を過ぎ、精神的、道徳的な価値観が衰退し、享楽的、自堕落な方向へ向かう様子を指します。
The Roman Empire was characterized by its period of decadence before its fall. (ローマ帝国はその崩壊前に退廃期を迎えていたのが特徴的でした。)

2. 芸術や文学において、伝統的な価値観や形式から逸脱し、しばしば過剰な装飾や官能性を特徴とする傾向。

特に19世紀末のヨーロッパなどで見られた、社会の倦怠感や厭世観を背景に、耽美的で病的な美を追求する芸術的・文学的な風潮を指します。
The novel perfectly captured the decadence and cynicism of the post-war generation. (その小説は、戦後世代の退廃とシニシズムを完璧に捉えていました。)