Lethe

/ˈliːθi/ レーテー

1. ギリシャ神話に登場する、冥界の五つの川の一つで、その水を飲むと現世の記憶をすべて忘れるとされる。

古代ギリシャの神話に登場する冥界(死後の世界)の川の一つで、この川の水を飲むと、現世での出来事や記憶を全て忘れてしまうと信じられていました。このため、「忘却」の象徴とされています。
The souls of the dead were said to drink from the river Lethe to forget their earthly lives. (死者の魂は、地上での生を忘れるためにレーテーの川の水を飲むと言われていました。)

2. 忘却。忘れ去られること。

ギリシャ神話のレーテー川から派生し、比喩的に、完全に忘れ去られる状態や、忘れることそのものを指す言葉として使われます。
His once-famous name has now fallen into Lethe. (彼の、かつて有名だった名前は今や忘却の淵に沈んだ。)