IgM

IgM

[ˌaɪ dʒiː ˈɛm] アイジーエム

1. 免疫グロブリンM。抗体の一種で、初期免疫応答において重要な役割を果たす最大の抗体分子。

IgMは、体が新しい病原体に初めて遭遇した際に最初に生成される抗体です。主に血液やリンパ液中に存在し、感染の初期段階で病原体を中和したり、他の免疫細胞を活性化させたりする働きがあります。その大きな構造により、効率的に多くの病原体を同時に捕捉できます。
IgM is the first antibody produced in response to an infection. (IgMは感染症に反応して最初に作られる抗体です。)

2. 免疫グロブリンのクラスの一つで、主に五量体構造を持つ最大の抗体分子。B細胞の表面に単量体として存在することもある。

IgMは、免疫グロブリンの中でも特に大きな分子で、主に五量体(5つのY字型単位が結合した形)として血液中に存在します。この多価性により、多くの抗原に同時に結合して効率的に病原体を排除する能力があります。また、B細胞の表面では、単量体として抗原受容体の役割も果たします。
The unique pentameric structure of IgM allows it to bind multiple antigens. (IgMのユニークな五量体構造は、複数の抗原に結合することを可能にします。)
関連
IgG
IgA
IgE
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B cell
acute infection
primary immune response