1.
歯で何かを切ったり砕いたりすること。
歯を使って食べ物などを切る、動物が敵などを攻撃するために噛みつく、虫が皮膚などを刺激する、といった行為を表します。
He
bit
into
the
apple.
(彼はリンゴにかじりついた。)
He
「彼」という男性一人を指します。
bit
「噛む」「かじりつく」という動作の過去形です。
into
何かの内側や中へ入り込む動きや方向を示します。この文脈では、リンゴの中に歯が入っていく様子を表します。
the apple
特定の「そのリンゴ」を指します。
The
dog
bit
the
mailman.
(その犬は郵便配達員に噛みついた。)
The dog
特定の「その犬」を指します。
bit
「噛む」「噛みつく」という動作の過去形です。
the mailman
特定の「その郵便配達員」を指します。
A
mosquito
bit
me.
(蚊に刺された。)
A
不特定の単数名詞(この場合はmosquito)が初めて話題に出たこと、または一つであることを示します。
mosquito
「蚊」という昆虫を指します。
bit
「刺す」「食いつく」という動作の過去形です。
me
「私」という人を指します。動詞の目的語として使われます。
2.
釣りにおいて、魚が餌に食いつくこと。
釣りにおいて、魚が釣り針につけた餌に食いついて引き込む様子を表します。また、名詞として食いつきそのものを指すこともあります。
The
fish
finally
bit.
(ついに魚が食いついた(釣れた)。)
The fish
特定の「その魚」を指します。
finally
「ついに」「ようやく」という意味で、長い時間の後に何かが起こったことを示します。
bit
ここでは、魚が「餌に食いつく」「釣れる」という意味の過去形です。
Are
the
fish
biting
today?
(今日は魚が食いついているか?)
Are
主語がfishであること、また現在形であることを示します。疑問文を作るbe動詞です。
the fish
特定の「その魚」たちを指します。
biting
「餌に食いつく」「釣れている」という動作の現在進行形です。
today
「今日」という時を表します。
No
one
got
a
bite.
(誰も魚の食いつき(当たり)がなかった。)
No one
「誰も〜ない」という意味で、行為の主体が一人もいないことを示します。
got
ここでは、「〜を得る」「〜を受ける」といった意味の過去形です。
a bite
ここでは、「魚の食いつき」「当たり」という名詞を指します。aは不特定の単数を示します。
3.
寒さや風などが厳しく感じられること。
特に寒さが皮膚などを刺激して、痛いほどに厳しく感じられる様子を表します。「風が身を切るように冷たい」のような状況に使われます。名詞としても使われます。
The
wind
bit
at
our
faces.
(風が私たちの顔に厳しく吹きつけた(身にこたえた)。)
The wind
特定の「その風」を指します。
bit
ここでは、風が「身にこたえる」「厳しく当たる」という意味の過去形です。
at
何かに向かって、または接触する方向を示します。
our faces
「私たちの顔」を指します。複数形なのは、複数の人の顔を指しているからです。
The
cold
really
bites.
(寒さが本当に身にこたえる。)
The cold
「寒さ」という状態を指します。
really
「本当に」「非常に」という意味で、程度を強調します。
bites
ここでは、寒さが「身にこたえる」という意味の現在形です。主語がThe cold(単数扱い)なので-sがつきます。
The
air
had
a
real
bite.
(空気は本当に厳しかった(刺すように冷たかった)。)
The air
「空気」というものを指します。
had
「〜を持っていた」という過去形ですが、ここでは「〜があった」という意味で、状態や性質を示します。
a real bite
ここでは、空気の「厳しさ」「冷たさ」という名詞を指します。a realで「本当に厳しい」という強調を伴います。
4.
食べ物などを一口噛み取ること、または噛み取った一口分の量。
食べ物などを一口噛み取ったその量や行為、あるいは食べ物の歯ごたえや食感を指して使われます。
Take
a
bite
of
my
sandwich.
(私のサンドイッチを一口食べてみて。)
Take
「取る」という動詞の命令形です。
a bite
ここでは、「一口分」という意味の名詞を指します。aは不特定の単数を示します。
of
「〜の」という意味で、biteがsandwichの一部であることを示します。
my sandwich
「私のサンドイッチ」を指します。
She
took
a
big
bite
out
of
it.
(彼女はそれから大きな一口を取りました。)
She
「彼女」という女性一人を指します。
took
「取る」という動詞の過去形です。
a big bite
ここでは、「大きな一口」という名詞を指します。a bigで「大きな」一口であることを示します。
out of
「〜の中から」という意味で、何かの全体から一部を取り出す様子を示します。
it
ここでは、前の文脈で話題になった「それ」を指します。ここでは食べ物を指しています。
This
cake
has
a
nice
bite.
(このケーキは良い歯ごたえがある。)
This cake
特定の「このケーキ」を指します。
has
「〜を持っている」「〜がある」という意味の現在形です。主語がThis cake(単数扱い)なのでhasが使われます。
a nice bite
ここでは、ケーキの食感や歯ごたえが「良い」という意味の名詞を指します。a niceで「良い」食感であることを示します。
5.
噛みつかれたことによってできた傷跡。
動物や虫などに噛みつかれたり刺されたりしたことによって皮膚などにできた傷跡を指します。
He
had
a
dog
bite
on
his
arm.
(彼は腕に犬に噛まれた傷(噛み傷)があった。)
He
「彼」という男性一人を指します。
had
「〜を持っていた」「〜があった」という過去形です。
a dog bite
ここでは「犬に噛まれた傷跡」という名詞を指します。aは不特定の単数を示します。
on
何かの表面や特定の場所を示す前置詞です。
his arm
「彼の腕」を指します。
The
bite
was
painful.
(その噛み傷は痛かった。)
The bite
特定の「その噛み傷」を指します。
was painful
「痛かった」という過去の状態を示します。wasはbe動詞の過去形、painfulは「痛い」という形容詞です。
She
showed
me
the
mosquito
bite.
(彼女は私にその蚊に刺された跡を見せた。)
She
「彼女」という女性一人を指します。
showed
「見せた」という過去形です。
me
「私に」という間接目的語です。
the mosquito bite
特定の「その蚊に刺された跡」という名詞を指します。
6.
(スラング)非常に不快な状況や経験。
主に若者などの間で使われるスラングで、非常に不快な、最悪な状況や経験を指して使われることがあります。
This
traffic
is
a
real
bite.
(この渋滞は本当に最悪だ。)
This traffic
特定の「この渋滞」を指します。
is
主語がThis traffic(単数扱い)であること、また現在形であることを示すbe動詞です。
a real bite
ここでは「本当に最悪なもの」という名詞を指すスラング表現です。a realで「本当に」という強調を伴います。
That
was
a
total
bite.
(あれは完全に最悪だった。)
That
話し手や聞き手から少し離れた場所にある「あれ」「それ」を指します。ここでは前の文脈で話された出来事を指しています。
was
主語がThatであること、また過去の状態を示すbe動詞の過去形です。
a total bite
ここでは「完全に最悪なもの」という名詞を指すスラング表現です。a totalで「完全に」という強調を伴います。
What
a
bite!
(なんて最悪なんだ!)
What a bite
「なんてひどいことだ」「なんて最悪なんだ」という驚きや不満を表す感嘆表現のスラングです。