allele

/əˈliːl/ アレル

1. 特定の遺伝子の、異なる形態またはバリエーションの一つ。

遺伝子とは、生物の形質を決定するDNAの特定の領域ですが、同じ遺伝子でも、個体や種によって少しずつ異なるDNA配列を持つことがあります。これらの異なる配列を持つ遺伝子のバージョンが「アレル」(対立遺伝子)と呼ばれます。これにより、例えば目の色や血液型など、様々な形質に多様性が生まれます。
Each parent contributes one allele for each gene to their offspring. (各親は、それぞれの遺伝子に対して一つの対立遺伝子を子孫に与えます。)

2. 特定の遺伝子座において、集団中に存在する遺伝的変異の形態。

アレルは、特定の遺伝子がある染色体上の位置(遺伝子座)において、どのようなDNA配列のバリエーションを持つかを示します。集団内には、同じ遺伝子座に複数のアレルが存在することが多く、これが遺伝的多様性を生み出します。この多様性が、環境への適応や進化の基盤となります。
The frequency of a specific allele in a population can change over generations due to natural selection. (特定の対立遺伝子の集団における頻度は、自然選択により世代間で変化する可能性があります。)