recapitulation

/rɪˌkæpɪtʃuˈleɪʃən/ リカピチュレーション

1. 主要な点を要約すること。

話や文章などで述べられた主要な内容を、改めて簡単にまとめるイメージです。会議の終わりに議事のポイントを確認したり、発表の最後に結論を繰り返したりする場面で使われます。
A brief recapitulation of the main arguments was provided. (主要な主張の簡潔な要約が提供されました。)

2. (生物学において)個体発生の過程で、進化の系統発生の段階を繰り返すという仮説。

生物の個体が発生する過程で、その生物の祖先が辿ってきた進化の段階を繰り返す、というヘッケルが提唱した学説(現在は修正されている)を指すことが多いです。魚類のエラに似た構造などがその例として挙げられます。
The theory of biological recapitulation suggests that ontogeny recapitulates phylogeny. (生物学的反復説は、個体発生が系統発生を繰り返すと示唆している。)

3. (音楽、ソナタ形式において)提示部の主題などが再現される部分。

ソナタ形式という楽曲構成における一区分の名称です。提示部で示された主題や旋律が、展開部を経て再び戻ってくる部分を指します。多くの場合、提示部とは異なる調で再現されます。
The exposition leads into the development and then the recapitulation. (提示部は展開部へ、そして再現部へと続く。)