perfect competition

ˌpɜːrfɪkt ˌkɒmpɪˈtɪʃən パーフェクト コンペティション

1. 経済学において、多数の売り手と買い手が同質の商品を取引し、情報の非対称性がなく、誰も価格を操作できない理想的な市場構造。

経済学の理論モデルとして用いられる市場構造で、以下の条件がすべて満たされる状態を指します。すなわち、多数の企業と消費者が存在し、各企業が生産する商品は完全に同質であり、市場への参入・退出が自由で、売り手と買い手の間に完全な情報が共有されている状態です。この状態では、個々の企業や消費者は価格を決定する力を持たず、市場全体で均衡価格が形成されます。
In perfect competition, firms are price takers, meaning they must accept the market price for their goods. (完全競争下では、企業は価格受容者であり、財の市場価格を受け入れなければなりません。)

2. ある分野や競技において、非常にレベルが高く、競争が激しい状態。

経済学の厳密な定義から離れ、日常的な会話で「非常に激しい競争状態にある」ことを強調したいときに使われることがあります。特に、製品やサービスが同質で、価格以外の差別化が難しい分野で、多くの競合がひしめき合っている状況を指すことが多いです。
The job market for software engineers is experiencing perfect competition due to the high demand and a large pool of talented candidates. (ソフトウェアエンジニアの求人市場は、高い需要と優秀な候補者が多いため、非常に競争が激しい状態です。)
関連
monopolistic competition
free market
price taker
homogeneity