monist

[ˈmɒnɪst] モニスト

1. 宇宙の根源や存在の究極的な実体がただ一つであると信じる人。

精神と物質、あるいは多様な現象が、本質的には一つの原理や実体から生じると主張する哲学的な立場の人を指します。

Baruch Spinoza is often considered a prominent monist in Western philosophy. (バールーフ・スピノザは、西洋哲学においてしばしば著名な一元論者と見なされます。)

• Baruch Spinoza: オランダの哲学者で、17世紀の主要な合理論者の一人です。
• is often considered: しばしばそのように見なされている、と考えられている、という意味です。
• a prominent monist: 「著名な一元論者」という意味です。「prominent」は目立つ、重要な、という意味です。
• in Western philosophy: 「西洋哲学において」という意味で、西洋の哲学史の文脈を示します。

A monist would argue against the idea of a fundamental separation between mind and matter. (一元論者は、心と物質の根本的な分離という考えに反論するでしょう。)

• A monist: 「一元論者」という意味で、一元論を信じる人を指します。
• would argue against: 「～に反論するだろう」という意味で、仮定や推測を表します。
• the idea of: 「～という考え」という意味で、具体的な内容を導入します。
• a fundamental separation: 「根本的な分離」という意味です。「fundamental」は根本的な、基礎的な、という意味です。
• between mind and matter: 「心と物質の間に」という意味で、二つの概念を対比させます。

For a monist, all existence ultimately derives from a single, unified reality. (一元論者にとって、すべての存在は究極的に単一の統一された現実から派生します。)

• For a monist: 「一元論者にとって」という意味で、その考え方の視点を示します。
• all existence: 「すべての存在」という意味で、宇宙に存在するあらゆるものを指します。
• ultimately derives from: 「究極的に～から派生する」という意味です。「ultimately」は最終的に、究極的に、という意味です。
• a single, unified reality: 「単一の、統一された現実」という意味です。「unified」は統一された、結合した、という意味です。

2. 特に哲学的な文脈において、二元論や多元論と対比され、単一の究極的な原理のみを主張する哲学者。

心身二元論など複数の根本原理を認める立場に対して、究極的には一つの実体のみが存在すると主張することで、特定の学派や思想的系譜に位置づけられる哲学者を指します。

He was a staunch monist, rejecting any form of dualism in his metaphysical system. (彼は強固な一元論者であり、自身の形而上学体系におけるいかなる二元論も拒絶しました。)

• He: 「彼」という人を指します。
• was a staunch monist: 「強固な一元論者だった」という意味です。「staunch」は揺るぎない、忠実な、という意味です。
• rejecting any form: 「いかなる形態も拒絶して」という意味です。
• of dualism: 「二元論の」という意味で、二つの根本的な原理を認める考え方です。
• in his metaphysical system: 「彼の形而上学体系において」という意味で、存在や知識の究極的な性質を探求する哲学の分野です。

The debate often boils down to whether one is a monist or a pluralist. (その議論はしばしば、一元論者であるか多元論者であるかという点に帰結します。)

• The debate: 「その議論」という意味で、特定の論争や話し合いを指します。
• often boils down to: 「しばしば～に帰結する、結局～になる」という意味の慣用句です。
• whether one is: 「～であるかどうか」という意味で、選択肢を提示します。
• a monist or a pluralist: 「一元論者か多元論者か」という意味で、哲学的な立場を対比させています。「pluralist」は多元論者です。

Despite their differences, both philosophers were essentially monists, believing in a single underlying reality. (彼らの相違にもかかわらず、両哲学者とも本質的には一元論者であり、単一の根底にある現実を信じていました。)

• Despite their differences: 「彼らの相違にもかかわらず」という意味で、対比を示します。
• both philosophers: 「両方の哲学者」という意味です。
• were essentially monists: 「本質的には一元論者だった」という意味です。「essentially」は本質的に、根本的に、という意味です。
• believing in: 「～を信じていた」という意味で、先行する動詞の補足的な情報を提供します。
• a single underlying reality: 「単一の根底にある現実」という意味です。「underlying」は根底にある、基礎となる、という意味です。

関連

• monism
• dualism
• pluralism
• philosophy
• metaphysics
• ontology