knight

/naɪt/ ナイト

1. 中世の騎士

中世ヨーロッパにおいて、馬に乗り鎧を着て戦った、高い身分の戦士を指します。主君に仕え、騎士道という武士道にも似た倫理規範に従うことが期待されました。

Arthur was a brave knight. (アーサーは勇敢な騎士でした。)

• Arthur: 人の名前、「アーサー」を指します。
• was: 「～であった」という過去の状態を表すbe動詞の過去形です。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。「一人の」や「一つの」といった意味合いを持ちます。
• brave: 「勇敢な」「勇気のある」という形容詞です。
• knight: ここでは「騎士」という身分や職業を指します。

The knight fought valiantly to protect the kingdom. (その騎士は王国を守るために勇敢に戦いました。)

• The: 特定のものを指す定冠詞です。
• knight: ここでは特定の「騎士」を指します。
• fought: 「戦った」という過去の行動を表す動詞fightの過去形です。
• valiantly: 「勇敢に」「雄々しく」という副詞です。
• to: ここでは目的を示す前置詞で、「～のために」という意味合いです。
• protect: 「守る」「保護する」という動詞です。
• the: 特定のものを指す定冠詞です。
• kingdom: 「王国」を指します。

He swore an oath to his lord as a knight. (彼は騎士として主君に誓いを立てました。)

• He: 「彼は」「彼が」という男性一人称単数主格代名詞です。
• swore: 「誓った」という過去の行動を表す動詞swearの過去形です。
• an: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞で、母音から始まる単語の前につきます。「一つの」という意味合いです。
• oath: 「誓い」「宣誓」を指します。
• to: ここでは前置詞で、「～に」「～に対して」という意味合いです。
• his: 「彼の」という所有を表す代名詞です。
• lord: ここでは「主君」「領主」を指します。
• as: ここでは接続詞で、「～として」という意味合いです。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• knight: ここでは「騎士」という身分を指します。

2. チェスの駒の一つ

チェスなどのボードゲームで使用される、馬の形をした駒を指します。特定の特殊な動き方をします。

Move your knight to attack the queen. (クイーンを攻撃するためにナイトを動かしなさい。)

• Move: 「動かしなさい」という指示や命令を表す動詞です。
• your: 「あなたの」という所有を表す代名詞です。
• knight: ここでは「あなたのナイト（チェスの駒）」を指します。
• to: ここでは移動の方向や目標を示す前置詞で、「～へ」「～に」という意味合いです。
• attack: ここでは「攻撃する」という行動の目的を示すto不定詞の形になっています。
• the: 特定のものを指す定冠詞です。
• queen: チェスの駒の一つ、「クイーン」を指します。

The knight moves in an L shape. (ナイトはL字形に動きます。)

• The: 特定のものを指す定冠詞です。
• knight: ここではチェスの特定の「ナイト」の駒を指します。
• moves: 「動く」という現在の状態や規則を表す動詞moveの三人称単数現在形です。
• in: ここでは「～の形で」という前置詞です。
• an: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞で、母音から始まる単語の前につきます。「一つの」という意味合いです。
• L: アルファベットの「L」の形を指します。
• shape: 「形」を指します。

Sacrificing a knight can sometimes lead to a win. (ナイトを犠牲にすることが、時には勝利につながることもあります。)

• Sacrificing: 「犠牲にする」「捨てる」という動詞sacrificeの現在分詞形で、ここでは文頭で名詞（動名詞）のように使われ「犠牲にすること」を意味します。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• knight: ここではチェスの「ナイト」の駒を指します。「ナイトを犠牲にすること」という意味になります。
• can: 「～できる」という可能性や能力を表す助動詞です。
• sometimes: 「時々」「場合によっては」という頻度を表す副詞です。
• lead: 「導く」「つながる」という動詞です。
• to: ここでは結果や目標を示す前置詞で、「～へ」「～に」という意味合いです。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• win: 「勝利」という名詞です。

3. ナイト爵（名誉的な称号）

イギリスなどで、国家や文化に大きく貢献した人物に与えられる名誉的な称号を指します。この称号を与えられる行為自体を動詞としてknight（knighted）と表現することもあります。男性はSir、女性はDameの敬称を名前の前につけることが許されます。

He was made a knight for his services to the arts. (彼は芸術への貢献が認められ、ナイト爵に叙されました。)

• He: 「彼は」「彼が」という男性一人称単数主格代名詞です。
• was: 「～された」という受動態を作る助動詞で、be動詞の過去形です。
• made: ここでは受動態のbe madeの形で「～にされた」「～になった」という意味合いで使われる動詞makeの過去分詞形です。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• knight: ここでは「ナイト爵」という称号を指します。「彼はナイト爵にされた」つまり「ナイト爵に叙された」という意味になります。
• for: ここでは理由や目的を示す前置詞で、「～のために」「～に対して」という意味合いです。
• his: 「彼の」という所有を表す代名詞です。
• services: 「貢献」「奉仕」を指す名詞の複数形です。
• to: ここでは対象を示す前置詞で、「～へ」「～に対して」という意味合いです。
• the: 特定のものを指す定冠詞です。
• arts: 「芸術」全般を指す名詞です。

She was knighted by the Queen at Buckingham Palace. (彼女はバッキンガム宮殿で女王によってナイト爵に叙されました。)

• She: 「彼女は」「彼女が」という女性一人称単数主格代名詞です。
• was: 「～された」という受動態を作る助動詞で、be動詞の過去形です。
• knighted: 「ナイト爵に叙された」という受動態を表す動詞knightの過去分詞形です。
• by: 受動態で動作主を示す前置詞で、「～によって」という意味です。
• the: 特定のものを指す定冠詞です。
• Queen: 「女王」を指します。
• at: 場所や時点を示す前置詞で、「～で」という意味合いです。
• Buckingham: 場所の名前、「バッキンガム」を指します。
• Palace: 「宮殿」を指します。「バッキンガム宮殿」となります。

The ceremony to knight the singer was held yesterday. (その歌手をナイト爵に叙する式典は昨日行われました。)

• The: 特定のものを指す定冠詞です。
• ceremony: 「式典」「儀式」を指します。
• to: ここでは目的や内容を示す前置詞で、「～のための」「～をするための」という意味合いです。
• knight: ここでは「ナイト爵に叙する」という動詞の原形です。「ナイト爵に叙するための式典」という意味になります。
• the: 特定のものを指す定冠詞です。
• singer: 「歌手」を指します。
• was: 「～であった」という過去の状態を表すbe動詞の過去形です。
• held: 「開催された」という受動態を表す動詞holdの過去分詞形です。
• yesterday: 「昨日」という時間を表す副詞です。

4. 高潔な人物

比喩的に、勇気があり、正直で、困っている人を助けるような、高潔な精神や行動を持つ人物を指して使われることがあります。

He acted like a true knight. (彼は真の騎士のように振る舞いました（＝彼はとても高潔に行動しました）。)

• He: 「彼は」「彼が」という男性一人称単数主格代名詞です。
• acted: 「行動した」「振る舞った」という過去の行動を表す動詞actの過去形です。
• like: ここでは前置詞で、「～のように」という意味合いです。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• true: 「真の」「本物の」という形容詞です。
• knight: ここでは「高潔な人物」「騎士道精神を持つ人」を比喩的に指します。

She is a knight in shining armor to me. (彼女は私にとって輝く鎧を着た騎士です（＝私を救ってくれる人です）。)

• She: 「彼女は」「彼女が」という女性一人称単数主格代名詞です。
• is: 「～です」「～である」という現在の状態を表すbe動詞です。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• knight: ここでは「高潔な人物」「困っている人を助ける人」を比喩的に指します。
• in: ここでは「～の点で」「～において」という前置詞です。
• shining: 「輝いている」という現在分詞で、次のarmorを修飾しています。
• armor: 「鎧」を指します。
• to: ここでは対象を示す前置詞で、「～にとって」という意味合いです。
• me: 「私に」「私にとって」という一人称単数目的格代名詞です。「私にとって輝く鎧を着た騎士」という慣用句的な表現です。

He was known as a knight among his peers. (彼は同僚の間で騎士のような人物として知られていました（＝非常に高潔な人物として尊敬されていました）。)

• He: 「彼は」「彼が」という男性一人称単数主格代名詞です。
• was: 「～であった」という過去の状態を表すbe動詞の過去形です。
• known: 「知られていた」という受動態を作るbe knownの形で使われる動詞knowの過去分詞形です。
• as: ここでは前置詞で、「～として」という意味合いです。
• a: 数えられる名詞の単数形の前につく不定冠詞です。
• knight: ここでは「高潔な人物」「尊敬される人物」を指します。
• among: ここでは前置詞で、「～の間で」「～の中で」という意味合いです。
• his: 「彼の」という所有を表す代名詞です。
• peers: 「同僚」「仲間」を指す名詞の複数形です。

関連

• chivalry
• sword
• armor
• castle
• horse
• chess piece
• lord
• lady
• dub
• valiant
• honor