PDE

/piː diː iː/ ピーディーイー

1. 未知の関数とその偏導関数を含む数学の方程式。複数の独立変数を持つ現象の記述に用いられます。

物理学、工学、経済学など多くの科学分野で、時間や空間といった複数の独立変数に依存する現象をモデル化するために用いられます。例えば、熱の伝導、波の伝播、流体の流れなどを記述するのに使われます。
Solving a PDE can be very complex. (偏微分方程式を解くことは非常に複雑になり得ます。)

2. リン酸ジエステル結合を加水分解する酵素の総称。

生体内で重要な役割を果たすリン酸ジエステル結合を加水分解する酵素群です。特にサイクリックAMP(cAMP)やサイクリックGMP(cGMP)といった二次メッセンジャーを分解することで、細胞内の信号伝達を調節しています。薬物の標的となることも多く、勃起不全治療薬などが知られています。
PDE inhibitors are used in medicine. (PDE阻害剤は医療で使われています。)

3. ソフトウェア開発を支援するための統合されたツール群と環境。

プログラマーがソフトウェアを作成、テスト、デバッグするための、コンパイラ、デバッガ、エディタなどのツールが統合された環境を指します。IDE(統合開発環境)とほぼ同じ意味で使われることもあります。
A good PDE enhances developer productivity. (優れたPDEは開発者の生産性を高めます。)

4. 大量のデータを複数の処理装置で同時に扱うための計算環境。

複数のプロセッサやコンピュータを使用して、大量のデータを同時に処理するためのシステムやアーキテクチャを指します。これにより、データ分析やデータベース操作などの処理時間を大幅に短縮できます。
Companies use PDE for big data analytics. (企業はビッグデータ分析のためにPDEを使用します。)