rub

rub

[rʌb] ラブ

1. 表面に手や布などを強く押し当てて、前後に動かす。

何かを清潔にする、磨く、滑らかにする、あるいは刺激するために、表面を繰り返し摩擦する様子を表します。手や布、他の物体を使うことが多いです。
Don't rub your eyes. (目をこすらないでください。)

2. クリームやオイルなどの物質を表面に塗り広げるために、強く押し当ててこする。

特定の物質(クリーム、オイル、スパイスなど)を対象の表面に、マッサージするように擦りながら広げる様子を表します。物質を浸透させたり、風味を付けたり、保護したりする目的で行われます。
Rub the lotion into your skin. (肌にローションを塗り込んでください。)

3. 摩擦によって表面が傷ついたり、すりむけたりする。

何かが他のものと繰り返し擦れ合うことで、その表面が損なわれたり、皮膚に傷ができたりする様子を表します。靴ずれや、物にぶつかってできる擦り傷などに使われます。
My new shoes rubbed a blister on my heel. (新しい靴でかかとに水ぶくれができた。(靴がかかとをこすって水ぶくれができた))

4. 問題や困難、特に物事を妨げる障害や核心にある難点。

シェイクスピアのハムレットの有名なセリフ「To be, or not to be: that is the question: Whether 'tis nobler in the mind to suffer The slings and arrows of outrageous fortune, Or to take arms against a sea of troubles, And by opposing end them? To die: to sleep; No more; and by a sleep to say we end The heart-ache and the thousand natural shocks That flesh is heir to, 'tis a consummation Devoutly to be wished. To die, to sleep; To sleep: perchance to dream: ay, there's the rub; For in that sleep of death what dreams may come When we have shuffled off this mortal coil, Must give us pause: there's the respect That makes calamity of so long life;」(生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ:どちらが気高いか、苛酷な運命の投石や弓矢に耐えるか、それとも悩みの大海原に立ち向かい、戦ってそれを終わらせるか?死ぬこと:眠ること;それだけだ;そして眠りによって、我々が肉体の受け継ぐ心の痛みと千の自然な衝撃を終わらせると言う、それは熱心に望まれるべき終わりだ。死ぬこと、眠ること;眠ること:もしかしたら夢を見るかもしれない:ああ、そこに問題があるんだ;というのも、その死の眠りの中で、この世の煩悩を脱ぎ捨てたときにどんな夢が来るかもしれないか、それが我々を立ち止まらせなければならない:それが長く苦難に満ちた人生をもたらす理由だ。)の「ay, there's the rub;」に由来する表現で、「それが核心的な問題だ」「そこに困難がある」という意味で使われます。日常会話では単に「問題」「難点」を指すこともあります。
Ah, there's the rub. (ああ、そこに問題があるんだ。(ハムレットからの引用句「これが問題だ」の変形))