infix

/ˈɪnfɪks/ インフィックス

1. 語の内部に挿入される接辞。

主に言語学で使われる用語で、単語の語幹の中に挿入される接辞(アフィックス)を指します。多くの言語では前につく接頭辞(prefix)や後ろにつく接尾辞(suffix)が一般的ですが、タガログ語など一部の言語では語の途中に挿入される中置接辞が文法的に重要な役割を果たします。スラングや口語表現でも、感情的な強調のために単語の中間に別の単語を挿入することがありますが、これも広義には中置接辞の一種とみなされることがあります。
In linguistics, an infix is an affix inserted within a word. (言語学において、中置接辞は単語の内部に挿入される接辞である。)

2. 数式やプログラムコードで、演算子がそのオペランドの間にある記法。

数学やプログラミングの分野で使われる用語です。計算式や論理式などを記述する際の記法の一つで、演算子(+, -, *など)が計算対象となるオペランド(値や変数)の間に置かれる形式を指します。例えば、「a + b」や「x > y」といった一般的な記法がこれに該当します。この記法は人間にとって直感的で読みやすいですが、コンピュータが処理する際には後置記法(postfix notation、例: ab+)や前置記法(prefix notation、例: +ab)に変換されることが多いです。
In mathematics and computer science, infix notation is where operators are placed between their operands as in "a + b". (数学やコンピュータサイエンスにおいて、中置記法は「a + b」のように演算子がそのオペランドの間に配置される記法である。)