free energy

/ˌfriː ˈɛnərdʒi/ フリーエナジー

1. 熱力学において、系から取り出すことができる有効な仕事の最大量。

熱力学では、特定の条件下で系が外部に対して行い得る有用な仕事の最大量を指します。これは、系のエネルギーのうち、仕事をすることに利用できる部分を示します。
Free energy is a fundamental concept in thermodynamics. (自由エネルギーは熱力学における基本的な概念です。)

2. 定温定圧下で系から取り出し可能な最大有効仕事量。化学反応の自発性の指標となる。

ギブズ自由エネルギーは、定温定圧の条件下で系から引き出せる最大の仕事量を表し、特に化学反応が自発的に進行するかどうかを判断する主要な基準として用いられます。
A negative change in Gibbs free energy means the reaction is spontaneous. (ギブズ自由エネルギーの負の変化は、その反応が自発的であることを意味します。)

3. 定温定積下で系から取り出し可能な最大有効仕事量。

ヘルムホルツ自由エネルギーは、定温定積の条件下で系から引き出せる最大の仕事量を指します。主に物理学の分野で、体積変化を伴わない系において考慮されます。
Helmholtz free energy is used for systems where volume is constant. (ヘルムホルツ自由エネルギーは、体積が一定の系に用いられます。)