Gibbs free energy

/ˌɡɪbz ˈfriː ˈɛnərdʒi/ ギブズ フリー エネルギー

1. 熱力学における状態関数で、定温・定圧下で系の自発的な変化の方向と平衡条件を決定するのに用いられるエネルギー。

ギブズ自由エネルギーは、温度と圧力が一定の条件下で、化学反応や相転移などが自発的に進行するかどうか、またその平衡点がどこにあるかを判断するための重要な熱力学的関数です。値が減少する方向に変化が進み、最小値で平衡に達します。
The change in Gibbs free energy determines the spontaneity of a chemical reaction at constant temperature and pressure. (ギブズ自由エネルギーの変化は、定温・定圧下での化学反応の自発性を決定します。)

2. 熱力学の法則に基づいて、化学反応や物理的変化が進行可能かどうかを予測するために用いられる、系の内部状態を表す量。

ギブズ自由エネルギーは、エンタルピーとエントロピーの寄与を考慮に入れ、与えられた条件下でシステムがどこに向かおうとしているのか、つまり自発的に変化が進むのか、平衡に達するのかを数学的に示すための指標として使われます。特に化学反応の平衡定数と密接に関連しています。
Calculating the Gibbs free energy change allows chemists to predict whether a reaction will proceed spontaneously. (ギブズ自由エネルギー変化を計算することで、化学者は反応が自発的に進行するかどうかを予測できます。)
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