Chemical potential

/ˌkemɪkl̩ pəˈtenʃl̩/ ケミカルポテンシャル

1. 熱力学において、系に粒子(物質量)が加えられたときの系のギブズ自由エネルギーの変化率を表す尺度。物質が反応したり、相転移したり、移動したりする傾向の指標となります。

化学ポテンシャルは、ある物質が系内でどれだけ安定しているか、あるいは別の場所に移動したり反応したりする「意欲」があるかを示す熱力学的な量です。系にその物質の粒子が1つ増えたときに、系の全エネルギー(特にギブズ自由エネルギーなど)がどれだけ変化するか、という概念で捉えられます。これにより、物質が平衡状態に達するための駆動力や、相転移、化学反応の方向などが説明されます。
The chemical potential determines the direction of a chemical reaction. (化学ポテンシャルは、化学反応の方向を決定します。)