Reversible process

/rɪˈvɜːrsəbl ˈprɑːses/ リバーシブル プロセス

1. 系の状態が平衡状態を保ちながら、微小な変化によって元の状態に戻ることができる理想的な過程。

系の状態が平衡状態を保ちながら、微小な変化によって元の状態に戻ることができる理想的な過程を表します。外部とのやり取りを伴わず、系のエントロピーが増加しないという特徴があります。これは現実世界では起こり得ない仮想的な過程であり、熱力学の理論的解析において重要な概念です。
A reversible process is an idealized concept in thermodynamics. (可逆過程は熱力学における理想化された概念です。)

2. 状態を元に戻すことが可能な手順や操作。

熱力学に限らず、一般的な意味で「元に戻すことが可能な過程」を指します。例えば、化学反応で生成物が再び元の反応物に戻る場合や、コンピュータの操作で「元に戻す(undo)」機能がある場合などに用いられます。理想的な状態だけでなく、ある程度の条件下で「実質的に可逆」と見なせる状況も含まれます。
The chemical reaction can be considered a reversible process under certain conditions. (その化学反応は特定の条件下で可逆過程と見なすことができます。)