Orientalism

/ˌɔːriənˈtɑːlɪzəm/ オーリエンタリズム

1. 東洋風の様式、思想、または学問。特に芸術や文学における東洋的な表現。

ヨーロッパの芸術、文学、学問において、東洋（主に中東やアジア）から影響を受けた、または東洋を主題とした様式や思想、研究を指します。しばしば、異国情緒を帯びた、ロマンチックで時には固定観念に基づいた表現を含みます。

The artist's work displayed a strong sense of Orientalism, incorporating motifs from traditional Persian miniatures. (その芸術家の作品は、伝統的なペルシャ細密画のモチーフを取り入れ、強い東洋趣味を示していた。)

2. 西洋が「東洋」を認識し、表象し、支配するために構築した言説や制度の体系。エドワード・サイードの著書で提唱された概念。

エドワード・サイードがその著書『オリエンタリズム』で提唱した概念で、西洋が「東洋」を自らの都合の良いように作り上げ、それを学問、芸術、政治を通して表象し、ひいては支配・管理するための装置として機能してきたという批判的な視点です。固定観念や偏見に基づいた「東洋」像が構築される過程を指します。

Edward Said's seminal work "Orientalism" critiqued the Western scholarly and artistic representations of the East. (エドワード・サイードの画期的な著作『オリエンタリズム』は、西洋による東洋の学術的・芸術的表象を批判した。)