quantitative easing

[ˌkwɒntɪˌteɪtɪv ˈiːzɪŋ] クォンティテイティブ・イーシング

1. 中央銀行が金融市場に大量の流動性を供給し、長期金利の低下や資産価格の上昇を促す非伝統的な金融政策。

中央銀行が金融市場に直接介入し、金融資産(特に国債など)を大量に買い入れることで、市場に資金を供給し、経済活動を刺激しようとする政策を指します。通常の金利操作による金融政策が限界に達した際に用いられることが多く、長期金利の引き下げや株価の上昇、資産価格の上昇などを通じて景気回復を促すことを目的とします。その一方で、資産バブルやインフレのリスク、財政規律の緩みなどの副作用も指摘されます。
The central bank implemented quantitative easing to stimulate the economy. (中央銀行は経済を活性化させるために量的緩和を実施した。)

2. 量的金融緩和策。

量的緩和は、中央銀行が市場から国債などの資産を大量に買い入れることで、金融市場に供給する資金の量を増やし、金利をさらに引き下げて経済活動を刺激しようとする政策です。これは特に、従来の金利引き下げなどの政策が効果を失った「ゼロ金利の限界」に直面した際に用いられることがあります。目的は、銀行の貸し出しを促し、企業の投資や個人の消費を活性化させることで、景気回復を後押しすることです。
The government's recent policy of quantitative easing aimed to boost investment. (政府の最近の量的緩和策は投資を促進することを目的としていた。)
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