epitope

/ˈɛpɪtoʊp/ エピトープ

1. 免疫系が認識し、特に抗体やB細胞が結合する抗原上の特定の部位。抗原決定基とも呼ばれる。

エピトープとは、ウイルスや細菌などの抗原分子の表面にある化学的な構造で、免疫システムの抗体やB細胞受容体が特異的に結合し、免疫応答を引き起こす鍵となる領域です。これは、免疫細胞が抗原を「認識する」ための目印として機能します。
The antibody binds specifically to a particular epitope on the viral protein. (その抗体は、ウイルス蛋白質上の特定の抗原決定基に特異的に結合します。)

2. T細胞に提示され、T細胞受容体が認識する抗原由来の小さなペプチド断片。

T細胞が認識するエピトープは、細胞がウイルスなどに感染した際に、抗原が細胞内で分解され、MHC(主要組織適合性複合体)分子に結合して細胞表面に提示されるごく小さなペプチド断片です。これにより、T細胞は感染細胞やがん細胞を認識し、除去する免疫応答を活性化します。
T-cell epitopes are presented on MHC molecules to activate T lymphocytes. (T細胞エピトープは、Tリンパ球を活性化するためにMHC分子上に提示されます。)