Babylon

/'bæbɪlɒn/ バビロン

1. 古代メソポタミアに存在した都市国家で、バビロニア帝国の首都。

チグリス川とユーフラテス川の間に位置した古代メソポタミアの都市国家で、バビロニア帝国の首都でした。紀元前18世紀にハンムラビ法典で知られるハンムラビ王の時代に繁栄し、新バビロニア帝国時代にはネブカドネザル2世によって空中庭園が築かれるなど、壮麗な都として知られました。しかし、その華やかさと共に、聖書においては悪徳と背信の象徴としても描かれることがあります。
Ancient Babylon was one of the most powerful and influential cities in Mesopotamia. (古代バビロンはメソポタミアで最も強力で影響力のある都市の一つでした。)

2. (ラスタファリ運動において) 堕落した社会、抑圧的な権力。現代の西洋社会や体制を指す。

ラスタファリ運動において、現代の西欧社会や体制が持つ権力構造、資本主義、物質主義、人種差別などを指す言葉として使われます。古代バビロンの退廃的なイメージを重ね合わせ、精神的な自由を抑圧し、人々を堕落させる「システム」全体を表現します。
Many Rastafarians believe that the current Western society is Babylon, a system of oppression and materialism. (多くのラスタファリアンは、現在の西洋社会がバビロン、つまり抑圧と物質主義のシステムだと信じています。)
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