pluralistic ignorance

[ˌplʊərəlˈɪstɪk ɪɡˈnɔːrəns] プルーラリスティック イグノーランス

1. 複数の人々が、実際には誰も支持していないのに、他の全員が特定の態度や信念を持っていると誤って信じている心理学的・社会学的現象。

個人が自分の意見と周囲の意見が異なると感じつつも、周囲がそう思っていると誤解して、自身の意見を表明しない、あるいは周囲の行動に合わせてしまう状態を表します。特に、誰もが内心では反対しているのに、お互いに相手も反対していることを知らないために、結果として集団全体が誰も望んでいない行動をとってしまう状況を指すことが多いです。

Pluralistic ignorance can lead to a situation where no one believes, but everyone thinks that everyone else believes. (「多元的無知」は、誰も信じていないのに、誰もが他の全員が信じていると考えている状況につながる可能性がある。)

• Pluralistic ignorance: 「多元的無知」という社会心理学の概念を指します。
• can lead to: ～につながる可能性があります。
• a situation: ある状況を指します。
• where no one believes: 誰も信じていない場所、または状況を示します。
• but everyone thinks: しかし、誰もが考えていることを示します。
• that everyone else believes: 他の全員が信じている、という内容を示します。

The bystander effect is often attributed to pluralistic ignorance, as people may not help because they assume others are not concerned. (傍観者効果は、人々が他の人々の無関心を思い込んでいるために助けない場合があることから、「多元的無知」に起因するとされることが多い。)

• The bystander effect: 困っている人がいても、周りに多くの人がいると、かえって誰も助けようとしない現象を指します。
• is often attributed to: ～に起因するとされることが多い、という関係性を示します。
• pluralistic ignorance: 「多元的無知」という社会心理学の概念を指します。
• as people may not help: 人々が助けないかもしれない理由を示します。
• because they assume: なぜなら彼らが思い込んでいるからです、という理由を示します。
• others are not concerned: 他の人が心配していない、という内容を示します。

Many students suffer from pluralistic ignorance regarding alcohol consumption, thinking their peers drink more than they actually do. (多くの学生がアルコール摂取に関して「多元的無知」に苦しんでおり、仲間が実際よりも多く飲んでいると考えている。)

• Many students: 多くの学生を指します。
• suffer from: ～に苦しむ、という状態を示します。
• pluralistic ignorance: 「多元的無知」という社会心理学の概念を指します。
• regarding alcohol consumption: アルコールの摂取に関して、という対象を示します。
• thinking their peers drink: 彼らの仲間が飲むと考えている、という内容を示します。
• more than they actually do: 彼らが実際に飲む量よりも多く、という比較を示します。

関連

• bystander effect
• social proof
• conformity
• groupthink
• diffusion of responsibility
• false consensus effect