1.
可能性、必要性、許可、義務など、話者の意図や状況を表す助動詞の一種。
助動詞の中でも、特に話し手の気分や態度、状況(可能性、必要性、許可、能力、提案、義務など)を示すために主動詞の前に置かれる動詞です。主語の人称や数によって形を変えず、常に動詞の原形を伴います。
I
can
swim.
(私は泳ぐことができます。)
I
「私」という人を指します。
can
「〜できる」という能力や可能性を表す助動詞です。
swim
「泳ぐ」という動作を表す動詞です。
You
must
obey
the
rules.
(あなたは規則に従わなければなりません。)
You
「あなた」という相手を指します。
must
「〜しなければならない」という義務や必要性を表す助動詞です。
obey
「〜に従う」という動詞です。
the rules
「その規則」を指します。
May
I
come
in?
(入ってもよろしいですか?)
May
「〜してもよいですか」という許可を求める助動詞です。
I
「私」という人を指します。
come in
「中に入る」という熟語です。
She
might
be
late.
(彼女は遅れるかもしれない。)
She
「彼女」という女性を指します。
might
「〜かもしれない」という弱い可能性を表す助動詞です。
be late
「遅れる」という状態を表す熟語です。
We
should
leave
now.
(私たちは今出発すべきだ。)
We
「私たち」という複数の人を指します。
should
「〜すべきだ」という助言や義務を表す助動詞です。
leave
「出発する」という動詞です。
now
「今」という時間を表します。
He
will
help
you.
(彼はあなたを助けるでしょう。)
He
「彼」という男性を指します。
will
「〜だろう」という未来や意思を表す助動詞です。
help
「助ける」という動詞です。
you
「あなた」という相手を指します。
2.
主語の人称や数によって形を変えず、常に動詞の原形を伴い、疑問文や否定文で"do"を用いないなど、独自の文法規則を持つ特別な動詞群。
モーダル動詞は、主語が三人称単数であっても語尾に-sがつかず、過去形も持たない(一部例外あり)という特徴があります。また、疑問文を作る際に"do"を用いず、否定文では直後に"not"を置くなど、一般動詞とは異なる文法的な振る舞いをします。
He
can
speak
French.
(彼はフランス語を話せます。)
He
「彼」という男性を指します。
can
「〜できる」という能力を表す助動詞です。主語が三人称単数でも形は変わりません。
speak
「話す」という動詞です。canの後に原形で用いられます。
French
「フランス語」を指します。
You
should
not
worry.
(あなたは心配すべきではありません。)
You
「あなた」という相手を指します。
should not
「〜すべきではない」という助言の否定形です。助動詞の後にnotが続きます。
worry
「心配する」という動詞です。
Will
she
come
tomorrow?
(彼女は明日来るでしょうか?)
Will
未来を表す助動詞で、疑問文では文頭に置かれます。
she
「彼女」という女性を指します。
come
「来る」という動詞です。
tomorrow
「明日」という時間を表します。