1.
実際に起こりうる状況や未来の事柄について条件を示す「もし~ならば」の節。
現実世界で起こりうる状況や条件を提示し、それが満たされた場合にどのような結果が生じるかを示す際に使われる節です。未来の行動や計画について話す際によく用いられます。
If
it
rains,
I
will
stay
home.
(もし雨が降ったら、私は家にいるでしょう。)
If it rains
「もし雨が降るならば」という、未来の現実的な条件を示す部分です。
I will stay home
「私は家にいるだろう」という、条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
If
you
are
tired,
you
should
rest.
(もし疲れているなら、休むべきです。)
If you are tired
「もしあなたが疲れているならば」という、現在の状態に関する条件を示す部分です。
you should rest
「あなたは休むべきだ」という、条件が満たされた場合の助言を示す部分です。
If
she
calls,
I
will
tell
her
the
news.
(もし彼女が電話してきたら、私はそのニュースを伝えるでしょう。)
If she calls
「もし彼女が電話するならば」という、未来の行動に関する条件を示す部分です。
I will tell her the news
「私は彼女にそのニュースを伝えるだろう」という、条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
2.
現在または未来において、現実とは異なる仮定の条件を示す「もし~ならば」の節。
現在または未来において、実際には起こりそうにない、あるいは現実とは異なる状況を仮定する際に用いられる節です。動詞は過去形(be動詞は通常were)になります。
If
I
were
a
bird,
I
would
fly.
(もし私が鳥だったら、飛ぶだろうに。)
If I were a bird
「もし私が鳥であるならば」という、現在の現実とは異なる仮定の条件を示す部分です。
I would fly
「私は飛ぶだろう」という、仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
If
I
had
more
money,
I
would
travel
the
world.
(もしもっとお金があったら、世界中を旅するだろうに。)
If I had more money
「もしもっとお金があったならば」という、現在の現実とは異なる仮定の条件を示す部分です。
I would travel the world
「私は世界中を旅するだろう」という、仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
If
he
lived
closer,
we
could
see
him
more
often.
(もし彼がもっと近くに住んでいたら、もっと頻繁に彼に会えるだろうに。)
If he lived closer
「もし彼がもっと近くに住んでいたら」という、現在の現実とは異なる仮定の条件を示す部分です。
we could see him more often
「私たちは彼にもっと頻繁に会えるだろうに」という、仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
3.
過去において、実際には起こらなかった事柄に対する仮定の条件を示す「もし~ならば」の節。
過去の出来事について、実際には起こらなかった状況を仮定し、もしそれが起こっていたらどうなっていたかという結果を示す際に使われる節です。過去完了形が使われます。
If
I
had
studied
harder,
I
would
have
passed
the
exam.
(もしもっと勉強していたら、試験に合格していただろうに。)
If I had studied harder
「もしもっと勉強していたならば」という、過去の実際とは異なる仮定の条件を示す部分です。
I would have passed the exam
「私は試験に合格していただろう」という、過去の仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
If
you
had
told
me
earlier,
I
could
have
helped
you.
(もしもっと早く教えてくれていたら、私はあなたを助けることができたのに。)
If you had told me earlier
「もしあなたが私にもっと早く教えてくれていたならば」という、過去の実際とは異なる仮定の条件を示す部分です。
I could have helped you
「私はあなたを助けることができたのに」という、過去の仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
If
they
hadn't
missed
the
flight,
they
would
have
arrived
on
time.
(もし彼らが飛行機に乗り遅れていなかったら、時間通りに到着していただろう。)
If they hadn't missed the flight
「もし彼らがその便に乗り遅れていなかったならば」という、過去の実際とは異なる仮定の条件を示す部分です。
they would have arrived on time
「彼らは時間通りに到着していただろう」という、過去の仮定の条件が満たされた場合の結果を示す部分です。
4.
一般的な事実や科学的事実など、常に真実である条件を示す「もし~ならば」の節。
特定の状況下で常に起こる普遍的な事実や科学的法則を示す際に使われる節です。条件節と主節の両方で現在形が用いられます。
If
you
heat
water
to
100
degrees
Celsius,
it
boils.
(もし水を摂氏100度まで熱すると、沸騰する。)
If you heat water to 100 degrees Celsius
「もし水を摂氏100度まで熱するならば」という、常に真実である一般的な条件を示す部分です。
it boils
「それは沸騰する」という、条件が満たされた場合の普遍的な結果を示す部分です。
If
you
don't
water
plants,
they
die.
(もし植物に水をやらなければ、それらは枯れる。)
If you don't water plants
「もし植物に水をやらなければ」という、常に真実である一般的な条件を示す部分です。
they die
「それらは枯れる」という、条件が満たされた場合の普遍的な結果を示す部分です。
If
you
mix
blue
and
yellow,
you
get
green.
(もし青と黄色を混ぜると、緑色になる。)
If you mix blue and yellow
「もし青と黄色を混ぜるならば」という、常に真実である一般的な条件を示す部分です。
you get green
「あなたは緑色になる」という、条件が満たされた場合の普遍的な結果を示す部分です。