call-by-name

/kɔːl baɪ neɪm/ コール・バイ・ネーム

1. プログラミング言語における引数渡しメカニズムの一つで、実引数を呼び出された関数内でその値が実際に必要となるまで評価しない方式。

関数を呼び出す際に、引数として渡された式の評価を、その引数が関数本体内で実際に参照されるまで遅らせるプログラミング言語の評価戦略です。これにより、引数が全く使われなかったり、条件分岐によって使われなかったりする場合には、その式の評価は行われません。Algol 60がこの方式を採用していました。
In call-by-name, arguments are evaluated each time they are accessed within the function. (呼び出し名渡しでは、引数は関数内でアクセスされるたびに評価されます。)
関連
call-by-value
call-by-reference
parameter passing
Algol 60