double-precision

/ˌdʌb.əl prɪˈsɪʒ.ən/ ダブルプレシジョン

1. コンピュータで、数値を表現するために使われる浮動小数点形式の一種で、単精度(single-precision)の2倍のビット数(通常64ビット)を用いて、より高い精度と広い数値範囲を提供するもの。

主にプログラミングや科学技術計算において、非常に大きな数や小さな数を高い精度で扱う必要がある場合に使用されるデータ型です。単精度と比較して、表現できる数値の範囲が広がり、計算の誤差をより小さく抑えることができます。
In C++, the `double` type is used for double-precision floating-point numbers. (C++では、`double`型は倍精度浮動小数点数に用いられます。)

2. 単精度計算に比べて、より多くの有効数字と広範な指数部を持つことにより、計算結果の信頼性を向上させること。特に厳密な数値が求められる分野でその優位性が発揮される。

倍精度を用いることの主な利点は、数値演算における丸め誤差や桁落ちなどの問題が単精度よりも格段に少なくなる点にあります。これにより、長期間にわたる計算や、微細な数値変化が最終結果に大きく影響するシミュレーションなどで、より信頼性の高い結果を得ることが可能になります。
Engineers use double-precision to ensure the structural integrity calculations are precise enough. (エンジニアは、構造健全性の計算が十分に正確であることを保証するために倍精度を用います。)