dissenting opinion

/dɪˈsɛntɪŋ əˈpɪnjən/ ディセンティング・オピニオン

1. 裁判において、多数派の意見と異なる少数派の意見を表明する法廷文書。

司法手続きにおいて、判事団の多数派が下した判決やその理由付けに対し、一部の判事が同意しない場合に書かれる公式な意見書を指します。これは、なぜその判事が異なる結論に至ったのか、あるいは多数意見の法的な推論にどのような欠陥があると考えているのかを説明するために提出されます。
Justice Ruth Bader Ginsburg was known for her powerful dissenting opinions. (ルース・ベーダー・ギンズバーグ判事は、その力強い反対意見で知られていました。)

2. 多数決で決定された判決に対し、異なる法的見解や事実認識を表明する目的で提出される意見書。

この用語は、特に裁判所において、複数の裁判官がいる場合に、最終的な判決が多数決で決定された際に、その判決の内容やその理由付けに同意しない裁判官が、自身の見解や法的根拠を正式に表明するために用いる文書を指します。これは、将来の法的な議論や判例変更の足がかりとなることがあります。
Sometimes, a dissenting opinion becomes the basis for a future majority decision. (時として、少数意見が将来の多数意見による決定の基礎となることがあります。)
関連
majority opinion
concurring opinion
judicial opinion