Neuraminidase

/njʊəræˈmɪnɪdeɪz/ ニューラミニダーゼ

1. インフルエンザウイルスが持つ酵素の一種で、ウイルスの増殖と放出に関与します。

インフルエンザウイルスのエンベロープ表面に存在する糖タンパク質で、宿主細胞表面のシアル酸結合を切断する役割を果たします。これにより、ウイルスが感染した細胞から放出され、新たな細胞に感染することを可能にします。
Neuraminidase is an enzyme found on the surface of influenza viruses. (ノイラミニダーゼは、インフルエンザウイルスの表面に見られる酵素です。)

2. インフルエンザ治療薬の標的となる酵素であり、その阻害剤が抗ウイルス薬として使用されます。

ノイラミニダーゼは、インフルエンザウイルスの細胞からの放出を助けるため、この酵素の働きを阻害することでウイルスの感染拡大を防ぐことができます。タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬は、このノイラミニダーゼを標的としています。
Neuraminidase inhibitors, such as oseltamivir, are effective against influenza. (オセルタミビルなどのノイラミニダーゼ阻害薬は、インフルエンザに効果的です。)
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