CMOS

/ˈsiːmɒs/ シーモス

1. 相補型金属酸化膜半導体。P型とN型のMOSFETを組み合わせた半導体技術で、低消費電力と高集積度が特徴。

CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)は、P型とN型の両方のMOSFET(電界効果トランジスタ)を組み合わせて回路を形成する集積回路技術です。非常に低い静的消費電力と高いノイズ耐性を持つため、マイクロプロセッサ、メモリ、デジタルカメラのイメージセンサー、リアルタイムクロック(RTC)など、デジタル回路の幅広い分野で利用されています。現代の電子機器において非常に重要な基盤技術の一つです。
CMOS technology is widely used in modern microprocessors. (CMOS技術は、現代のマイクロプロセッサで広く利用されています。)

2. パーソナルコンピューターにおいて、BIOS/UEFIの設定情報やシステム時刻を保持するために使用される半導体メモリ、またはそれに電力を供給するバッテリー。

パソコンのマザーボード上にある、BIOS(Basic Input/Output System)やUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)の設定(起動順序、日付と時刻など)を記憶しておくための特殊なメモリを指すことがあります。このメモリはメイン電源が切れても情報を保持するために、通常は小さなボタン型電池(CMOSバッテリーと呼ばれる)によって電力が供給されます。この文脈では「CMOS」がそのメモリチップ自体や、そのバッテリーを指す略語として使われます。
I need to replace the CMOS battery on my old computer. (古いコンピューターのCMOSバッテリーを交換する必要があります。)
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