desensitization

[diːˌsensɪtaɪˈzeɪʃən] ディーセンシタイゼーション

1. 心理学や医療の分野で、特定の刺激に対する感情的または身体的な反応を減少させること。恐怖症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの治療に用いられる。

デセンシタイゼーションとは、恐怖や不安を引き起こす特定の刺激に対する過敏な反応を徐々に減少させる心理療法の一つです。患者が恐怖を感じる対象に段階的に晒されることで、その刺激に対する感情的な反応が和らぎ、最終的にはより冷静に対処できるようになることを目指します。
Exposure therapy is a form of desensitization used to treat phobias. (曝露療法は、恐怖症を治療するために用いられる脱感作の一種です。)

2. 一般的に、不快なものや衝撃的なものを見たり聞いたりすることに対して、人がショックや苦痛を感じにくくなる行為や過程。

この意味でのデセンシタイゼーションは、人が繰り返し不快な情報や状況にさらされることで、それらに対する感情的な反応が次第に薄れていく現象を指します。例えば、メディアを通じて頻繁に暴力的な内容に触れることで、現実の暴力に対する感受性が鈍くなる、といった文脈で使われます。
The constant news about tragedies can lead to a desensitization of the public. (悲劇に関する絶え間ないニュースは、一般の人々の感受性の低下につながる可能性があります。)
関連
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