catch-22

/ˈkætʃ ˌtwɛnti ˈtuː/ キャッチ トゥエンティトゥー

1. 矛盾した規則のために逃れられない、どうしようもない状況。

この表現は、ジョセフ・ヘラーの小説『キャッチ=22』に由来します。小説では、狂気を証明すれば兵役を免除されるが、兵役を逃れようとすること自体が正気の証拠と見なされる、という兵士にとって逃れられない軍規が「キャッチ=22」として登場します。転じて、矛盾した規則や条件のために、論理的に抜け出すことが不可能なジレンマや板挟みの状況全般を指すようになりました。しばしば、理不尽で不条理な状況を表現する際に用いられます。
It's a real catch-22. (それは本当のキャッチ22だ。)

2. 『キャッチ=22』というタイトルの小説。

この表現は、ジョセフ・ヘラーによって1961年に発表された、第二次世界大戦を舞台にしたブラックユーモア小説のタイトルそのものを指します。この小説が描く不条理な状況から、前述の「矛盾したジレンマ」という意味が生まれました。
I just finished reading 'Catch-22'. (ちょうど『キャッチ=22』を読み終えました。)