Zorn's Lemma

/ˈzɔːrnz ˈlɛmə/ ゾルンのレンマ

1. 順序集合において、任意の鎖が上界を持つならば極大元が存在するという、選択公理と同値な命題。

ゾルンの補題は、数学の集合論において、ある種の順序集合に必ず極大元が存在することを保証する命題です。これは選択公理や整列可能定理と同値であることが知られており、関数解析、抽象代数、位相空間論など、様々な分野で存在証明の道具として広く用いられます。特に、最大元が存在しない場合でも極大元が存在することを示す際に強力なツールとなります。
Many existence proofs in abstract algebra rely on Zorn's Lemma. (抽象代数学における多くの存在証明は、ゾルンの補題に依拠している。)
関連
Hausdorff maximal principle
Transfinite induction