Hazard and operability study (HAZOP)

[ˈheɪzɒp] ハゾップ

1. プラントやプロセスにおける潜在的な危険性と操作上の問題点を特定するための体系的な分析手法。略称はHAZOP(ハゾップ)。

ハザード・アンド・オペラビリティ・スタディ(HAZOP)は、主に化学、石油、ガス、原子力などのプロセス産業で用いられる、安全性を確保するための重要な分析手法です。設計段階や既存のシステムにおいて、計画外の事象が発生する可能性のある箇所(ハザード)や、システムが意図した通りに機能しない可能性のある箇所(オペラビリティ)を特定します。専門家チームがガイドワード(例: 「No Flow」「More Pressure」)を用いてブレインストーミングを行い、逸脱の潜在的原因と結果、そして既存の安全対策の妥当性を評価します。これにより、リスクを低減するための具体的な推奨事項が導き出されます。
The team conducted a HAZOP study on the new chemical plant design to identify potential risks. (チームは、新しい化学プラントの設計について潜在的なリスクを特定するためにHAZOPスタディを実施した。)
関連
Process Hazard Analysis (PHA)
Failure Mode and Effects Analysis (FMEA)
Layers of Protection Analysis (LOPA)
Process safety management (PSM)