camel

[ˈkæməl] キャメル

1. ラクダ。主に砂漠で使われる二つのこぶを持つ動物。

ラクダは、砂漠などの乾燥地帯に生息する大型の哺乳類です。特に二つこぶを持つラクダは中央アジアに生息しています。その大きな体と、砂漠での移動に適した足、そして栄養を蓄えるこぶが特徴です。英語で「camel」と言う場合、一般的に二つこぶを持つラクダ(Bactrian camel)を指すことが多いですが、一台のこぶを持つラクダ(dromedary)も広くラクダとして認識されています。
The camel has two humps. (そのラクダは二つのこぶを持っている。)

2. キャメルコートのこと。

「キャメル」は、元々は「ラクダ」を意味しますが、ファッションの分野では、ラクダの毛の色に似た、温かみのある茶色がかったベージュ色を指すことが多いです。この色は、コート、セーター、バッグなどのファッションアイテムに広く使われており、上品で落ち着いた印象を与えます。そのため、「camel coat」と言えば、キャメル色のコートを指すことが一般的です。
He wore a camel coat. (彼はキャメルコートを着ていた。)

3. 「キャメルケース」または「キャメルバック」と呼ばれる、プログラミングで使われる変数名などの命名規則。

プログラミングの世界では、変数名や関数名などをどのように記述するかという命名規則があります。「キャメルケース」とは、複数の単語を組み合わせる際に、最初の単語は小文字で始め、それ以降の単語の頭文字を大文字にする書き方です。例えば、「my variable name」をキャメルケースで書くと「myVariableName」となります。これは、単語と単語の区切りがラクダのこぶのように見えることから名付けられました。
variable name in camel case is easy to read. (キャメルケースの変数名は読みやすい。)

4. ラクダ色の。

「ラクダ色」は、その名の通り、ラクダの毛の色を連想させる、やや赤みがかった明るい茶色を指します。落ち着いた温かみのある色合いで、ファッションやインテリアなど、様々な場面で使われます。
The scarf was a beautiful camel color. (そのスカーフは美しいラクダ色だった。)
関連
dromedary
bactrian
camelCase
camelCaseNamingConvention