Cronus

/ˈkroʊnəs/ クローナス

1. ギリシア神話に登場するティターン神族の王で、天空神ウラノスと大地母神ガイアの子。ゼウスの父。

ギリシア神話において、父ウラノスを打倒し、世界の支配者となったティターン神族の指導者です。しかし、自身の子どもたち(ゼウス、ポセイドン、ハデスなど)に自らもまた打倒される運命をたどりました。
Cronus was overthrown by his son, Zeus, in a war known as the Titanomachy. (クロノスはティタノマキアとして知られる戦争で、息子のゼウスによって打倒されました。)

2. 時間を表す概念、またはローマ神話の農耕神サトゥルヌス(Saturn)と同一視される神。

ギリシア語で「時間」を意味する「クロノス (Chronos)」と名前が似ていることから、後世になって時間という概念と関連付けられるようになりました。また、ローマ神話の農耕と収穫の神であるサトゥルヌスと同一視され、その祝祭「サトゥルナリア」は後のクリスマスに影響を与えたとも言われています。
The Roman god Saturn is the equivalent of the Greek god Cronus. (ローマ神話の神サトゥルヌスは、ギリシア神話の神クロノスに相当します。)
関連
Rhea
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