trespass

[ˈtrespəs, -ˌpæs] トレスパス

1. 他人の土地や建物に許可なく立ち入ること、不法侵入する。

土地や建物など、他人の所有物に対して許可なく立ち入る行為を指す言葉です。法的な意味合いで使われることが多いです。

Do not trespass on this property. (この土地に立ち入るな（不法侵入するな）。)

• Do: ここでは命令形なので、「～するな」という否定の補助動詞です。
• not: 否定を表します。「～ない」
• trespass: 不法侵入する、立ち入ることを意味します。
• on: ここでは特定の場所への立ち入りを示す前置詞です。
• this property: この土地、この敷地を意味します。

He was arrested for trespassing. (彼は不法侵入で逮捕された。)

• He: 男性の三人称単数代名詞で、「彼」を指します。
• was arrested: be動詞 + 過去分詞で受動態です。「逮捕された」を意味します。
• for: ここでは理由を示す前置詞です。「～の理由で」
• trespassing: 不法侵入すること（行為）を意味する動名詞です。

No trespassing signs are common in private areas. (立ち入り禁止の標識は私有地でよく見られます。)

• No: ここでは「～がない」「禁止」を意味します。
• trespassing: 不法侵入すること（行為）を意味する動名詞です。「立ち入り」や「侵入」を指します。
• signs: 標識、看板を意味します。
• are: be動詞の複数形です。ここでは「～である」「存在する」を意味します。
• common: 一般的な、よくある、を意味する形容詞です。
• in: ここでは場所を示す前置詞です。「～の中に」
• private areas: 私有地、私的な領域を意味します。

2. 倫理的または道徳的な規範や他人の権利を侵害すること、罪を犯すこと（やや古風な用法）。

物理的な侵入だけでなく、道徳的・倫理的な領域や、他人の権利・感情に対して不適切に踏み込む、つまり罪を犯すという意味でも使われます。特に宗教的な文脈で使われることがありますが、現代英語では物理的な不法侵入を指す方が一般的です。

Forgive us our trespasses, as we forgive those who trespass against us. (我らの罪を赦したまえ、我らが我らに罪を犯す者を赦す如く。（主の祈りからの引用）)

• Forgive: 許す、赦すことを意味する動詞です。ここでは命令形です。
• us: 「私たちを」という意味の代名詞です。
• our trespasses: 私たちの罪、私たちが行った違反行為を意味します。
• as: ここでは比較や様態を示す接続詞です。「～のように」
• we: 「私たちは」という意味の代名詞です。
• forgive: 許す、赦すことを意味する動詞です。
• those who trespass against us: 私たちに対して罪を犯す人々を意味します。「those who ～」で「～する人々」、「against us」で「私たちに対して」です。

He trespassed against his conscience. (彼は良心に反する罪を犯した。)

• He: 男性の三人称単数代名詞で、「彼」を指します。
• trespassed: 罪を犯した、違反したことを意味する動詞 trespass の過去形です。
• against: ここでは「～に対して」「～に反して」を意味する前置詞です。
• his conscience: 彼の良心、道徳心を意味します。

To trespass is to violate a divine law. (罪を犯すことは神の法を侵害することである。)

• To: ここでは不定詞を導き、「～すること」という名詞的な用法を示します。
• trespass: 罪を犯す、違反することを意味する動詞です。
• is: be動詞の三人称単数現在形です。ここでは「～である」を意味します。
• to violate: ここでは不定詞を導き、「～すること」という名詞的な用法を示します。違反する、侵害することを意味します。
• a divine law: 神聖な法、神の法を意味します。

関連

• intrude
• encroach
• infringe
• violate
• transgress
• sin
• unauthorized entry
• private property