prerogative

/prɪˈrɒɡətɪv/ プリロガティヴ

1. 特定の個人やグループだけが持っている特別な権利や特典、あるいは権限。

特定の立場や地位にある人、あるいは特定のグループだけが享受できる特別な権利や権限を指す言葉です。一般の人にはない、排他的な性質を持つ権利や特典というニュアンスが強いです。特に政治や法制度の文脈で使われることが多いですが、個人的な決定権など、より日常的な状況で比喩的に使われることもあります。

It's a royal prerogative to grant pardons. (恩赦を与えるのは王室の特権です。)

• It's: 「It is」の短縮形で、「それは〜です」という意味です。
• a: 単数形の名詞につく不定冠詞で、特定のものを指さず、一般的な種類や一つであることを示します。
• royal: 「王室の」「王の」という意味の形容詞です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。
• to: ここでは不定詞を導き、「〜すること」という意味です。
• grant: 「授与する」「与える」という意味の動詞です。
• pardons: 「恩赦」「特赦」という意味の名詞の複数形です。

The President used his executive prerogative to issue an order. (大統領は行政特権を用いて命令を発しました。)

• The: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• President: 「大統領」という意味の固有名詞です。
• used: 「使う」という意味の動詞「use」の過去形です。
• his: 「彼の」という意味の所有格の代名詞です。
• executive: 「行政の」「執行の」という意味の形容詞です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。
• to: ここでは不定詞を導き、「〜するために」という目的を示します。
• issue: 「発令する」「発行する」という意味の動詞です。
• an: 母音で始まる単数形の名詞につく不定冠詞で、特定のものを指さず、一般的な種類や一つであることを示します。
• order: 「命令」「指令」という意味の名詞です。

Choosing where we go for dinner is my prerogative. (夕食にどこに行くかを選ぶのは私の特権（＝私が決めること）です。)

• Choosing: 「選ぶ」という意味の動詞「choose」の動名詞で、「選ぶこと」という意味です。
• where: 「どこに」「どこで」という意味の疑問副詞です。
• we: 「私たち」という意味の主格の代名詞です。
• go: 「行く」という意味の動詞です。
• for: ここでは「〜のために」「〜に関して」という意味の前置詞です。
• dinner: 「夕食」という意味の名詞です。
• is: 主語が単数または数えられない名詞、あるいは「he」「she」「it」の場合に使われるbe動詞の現在形です。
• my: 「私の」という意味の所有格の代名詞です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。ここでは比喩的に「私が決めること」「私の役目」といったニュアンスで使われています。

2. 特定の状況において、他の人が持たない特別な自由や裁量権。

誰かの地位や状況によって、他の人には許されない自由な選択や行動が認められている場合に使われます。これは制度的な権利だけでなく、特定の関係性や文脈において自然に許される自由な裁量権を指すこともあります。

He felt it was his prerogative to leave the meeting early. (彼は会議を早めに退出するのは自分の権利（＝自分がそうする自由）だと感じていました。)

• He: 「彼」という意味の主格の代名詞です。
• felt: 「感じる」という意味の動詞「feel」の過去形です。
• it: ここでは形式目的語として使われています。
• was: 主語が単数形または数えられない名詞、あるいは「he」「she」「it」「I」の場合に使われるbe動詞の過去形です。
• his: 「彼の」という意味の所有格の代名詞です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。ここでは「自分がそうする自由がある」「自分が決めること」というニュアンスで使われています。
• to: ここでは不定詞を導き、形式目的語「it」が指す具体的な内容を示しています。
• leave: 「去る」「出発する」という意味の動詞です。
• the: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• meeting: 「会議」という意味の名詞です。
• early: 「早く」「早めに」という意味の副詞です。

The artist claimed the prerogative to interpret the theme in his own way. (その芸術家は、テーマを自分のやり方で解釈する権利（＝自由）があると主張しました。)

• The: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• artist: 「芸術家」「画家」という意味の名詞です。
• claimed: 「主張する」という意味の動詞「claim」の過去形です。
• the: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。ここでは「自分が決める自由」「自分の自由な選択」というニュアンスで使われています。
• to: ここでは不定詞を導き、「〜すること」という意味です。
• interpret: 「解釈する」という意味の動詞です。
• the: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• theme: 「テーマ」「主題」という意味の名詞です。
• in: ここでは「〜において」という意味の前置詞です。
• his: 「彼の」という意味の所有格の代名詞です。
• own: ここでは所有格を強調し、「彼自身の」という意味の形容詞です。
• way: 「方法」「やり方」という意味の名詞です。

It's the customer's prerogative to ask for a refund. (返金を要求するのは顧客の権利（＝顧客の自由な判断）です。)

• It's: 「It is」の短縮形で、「それは〜です」という意味です。
• the: 特定の名詞につく定冠詞で、「その」「例の」という意味です。
• customer's: 「顧客の」という意味で、名詞「customer」に所有を示す「's」がついた形です。
• prerogative: 「特権」「特典」「大権」という意味です。ここでは「顧客が持っている自由な選択肢」というニュアンスで使われています。
• to: ここでは不定詞を導き、「〜すること」という意味です。
• ask: 「尋ねる」「質問する」という意味の動詞です。
• for: ここでは「〜を求める」「〜に関して」という意味の前置詞です。
• a: 単数形の名詞につく不定冠詞で、特定のものを指さず、一般的な種類や一つであることを示します。
• refund: 「払い戻し」「返金」という意味の名詞です。

関連

• privilege
• right
• authority
• entitlement
• power
• immunity
• discretion