1.
名詞、形容詞、副詞として「前方」「前方の」「前方に」を意味します。また、接頭辞として「前方へ」「以前の」「先の」という意味を付け加えます。
「fore」は、単独で使う場合は場所や時間における「前方」や「以前」を指すことがありますが、現代英語では接頭辞として使われることが多いです。例えば、「forearm」(前腕)、「foresee」(予見する)のように、単語の前に付いて「前」や「先」という意味を付け加えます。ゴルフにおいては、打球が危険な方向に飛んだ際に周囲に警告するための叫び声としても使われます。
He
yelled
'Fore!'
after
hitting
a
wild
shot.
(彼はとんでもないショットを打った後、「フォア!」と叫んだ。)
He
「彼は」という男性を指します。
yelled
「叫んだ」という行動を表します。
'Fore!'
ゴルフで、打ったボールが予期せぬ方向へ飛び、他のプレーヤーや観客に危険が及ぶ可能性がある場合に、警告のために叫ぶ言葉です。
after hitting
「打った後」という時系列を示します。
a wild shot
「とんでもないショット」「制御不能なショット」を指します。
His
forearm
was
bandaged
after
the
accident.
(事故後、彼の手首から肘にかけての腕が包帯で巻かれていた。)
His
「彼の」という所有を表します。
forearm
手首から肘までの前腕の部分を指します。
was bandaged
「包帯で巻かれていた」という受動態と状態を表します。
after the accident
「事故の後」という時系列を示します。
The
ship
was
built
fore
and
aft.
(その船は船首から船尾まで縦方向に建造された。)
The ship
「その船」を指します。
was built
「建造された」という受動態を表します。
fore and aft
船首から船尾まで、縦方向に、という意味の海事用語です。
2.
主に海事用語や古い表現で、船首や船の前方を指す名詞、または「前方の」を意味する形容詞として使われます。副詞としては「前方に」という意味です。
「fore」は、現代では接頭辞としての使用が主ですが、歴史的には「前部」や「前方」を指す名詞や形容詞、副詞としても使われていました。特に船舶の文脈では「船首」や「前方の部分」を指すことがあり、「fore and aft」(船首から船尾まで)のような慣用句にも見られます。また、「to the fore」(前面に出る、目立つ)といったイディオムの一部としても使われます。
The
captain
stood
at
the
fore
of
the
ship.
(船長は船の最前部に立っていた。)
The captain
「船長」を指します。
stood at the fore
「船の前方(船首)に立っていた」という位置を示します。
of the ship
「その船の」という対象を示します。
The
foremast
was
severely
damaged
in
the
storm.
(嵐でフォアマストがひどく損傷した。)
The foremast
帆船において、船首寄りにあるマストを指します。
was severely damaged
「ひどく損傷していた」という状態を表します。
in the storm
「嵐の中で」という状況を示します。