CET1

[siː iː tiː wʌn] シーイーティーワン

1. 銀行の財務健全性を示す最も重要な自己資本の指標の一つで、普通株式と利益剰余金が主な構成要素。金融危機に備え、銀行が予期せぬ損失に耐えうる財務的な強さを持っているかを示す重要な指標。

CET1(Common Equity Tier 1)は、銀行が保有する自己資本の中でも最も損失吸収能力が高いとみなされる資本を指します。具体的には、普通株式や利益剰余金など、銀行の核となる純資産で構成されます。金融危機に備え、銀行が十分な財務基盤を持っているかを示す重要な指標として、国際的な銀行規制(バーゼル合意など)でその比率が定められています。この比率が高いほど、銀行は予期せぬ損失に耐えうる財務的な強さを持っていると評価されます。
The bank's CET1 ratio improved significantly this quarter. (その銀行のCET1比率は今四半期に大幅に改善した。)
関連
Capital ratio
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