synaptic plasticity

[sɪˈnæptɪk plæˈstɪsɪti] シナプティック プラスティシティ

1. シナプスの結合強度や効率が経験に応じて変化する能力。脳が学習や記憶を形成する際の基本的なメカニズムの一つ。

脳が経験を通じて変化し、新しい情報を学習したり、記憶を形成したりする際に、神経細胞間の接続がどのように強化されたり弱められたりするかという、神経科学の根幹をなす概念です。学習や記憶の基盤となるメカニズムとして捉えられています。
Long-term potentiation (LTP) is a widely studied form of synaptic plasticity. (長期増強(LTP)は、シナプス可塑性の広く研究されている形態です。)

2. シナプスにおける伝達効率や形態が、神経活動によって長期的に変化する現象。

個々のシナプスの機能的な結合が、過去の活動履歴によってどのように変化するかを指します。これにより、情報の処理能力が向上したり、新しい記憶が定着したりすると考えられています。
Different types of synaptic plasticity exist at various brain regions. (異なる種類のシナプス可塑性が、様々な脳領域で存在します。)