inherent risk

/ɪnˈhɪər.ənt rɪsk/ インヒアレント リスク

1. 企業の事業活動や業務プロセスなどに内在する、まだ何の対策も講じられていない段階で存在するリスク。統制が全く機能していないと仮定した場合の、本来持っているリスクのレベル。

企業の事業や業務に、何の統制や対策も講じられていない状態で、もともと内在しているリスクレベルを指します。例えば、現金の取り扱いが多い業務や、複雑な取引を行う事業などは、不正や誤謬が発生する固有のリスクが高いとみなされます。監査やリスク管理の文脈でよく使われる専門用語です。
Inherent risk is the susceptibility of an assertion to a material misstatement, assuming there are no related controls. (固有リスクとは、関連する統制がないと仮定した場合の、主張の重要な虚偽表示に対する感受性である。)
関連
control risk
detection risk
residual risk
material misstatement
audit risk