enzyme kinetics

/ˈɛnzaɪm kɪˈnɛtɪks/ エンザイム キネティクス

1. 酵素によって触媒される化学反応の速度、およびそれに影響を与える要因を研究する科学分野。

生体内で働く酵素が、特定の化学反応をどれくらいの速さで進めるのか、また温度、pH、基質濃度、阻害剤などがその速度にどう影響するかを体系的に調べる学問領域です。酵素の作用機序や薬物開発の基礎となります。
Researchers in enzyme kinetics often use spectrophotometry to measure reaction rates. (酵素反応速度論の研究者は、反応速度を測定するためによく分光光度計を使います。)

2. 酵素が関与する生化学反応の速度論的特性を、ミカエリス・メンテン式などの数学的モデルを用いて分析すること。

酵素が触媒する反応のデータから、最大反応速度(Vmax)やミカエリス定数(Km)といったパラメータを導き出し、酵素の効率や基質との親和性などを定量的に評価する解析手法を指します。
Enzyme kinetics analysis revealed the competitive inhibition mechanism. (酵素反応速度論的解析により、競合阻害のメカニズムが明らかになった。)
関連
Michaelis-Menten equation
Vmax
Km
Enzyme inhibition
Catalysis
Biochemistry