lexical this

/ˈlɛksɪkəl ðɪs/ レキシカル ディス

1. JavaScriptのアロー関数において、キーワード`this`が関数が定義された（静的な）スコープに束縛されること。

JavaScriptの通常の関数では、`this`の値は関数がどのように呼び出されたか（実行時のコンテキスト）によって決定されます。しかし、アロー関数では、`this`の値はアロー関数が定義された外側のスコープ（レキシカルスコープ）から継承されます。この性質を「レキシカルな`this`」と呼び、開発者が予期せぬ`this`の変更に悩まされることなくコードを書けるようにするものです。

An arrow function does not have its own lexical this. (アロー関数は独自のレキシカルな`this`を持ちません。)

• An arrow function: JavaScriptにおけるアロー関数という種類の関数を指します。
• does not have: 〜を持っていない、と否定する表現です。
• its own: それ自身の、独自の、という意味です。
• lexical this: レキシカルな`this`、つまり、定義されたスコープから継承される`this`の値を指します。

The `this` keyword in an arrow function is lexically scoped. (アロー関数内の`this`キーワードは、レキシカルにスコープされます。)

• The `this` keyword: `this`というJavaScriptのキーワードを指します。
• in an arrow function: アロー関数の中で、という意味です。
• is lexically scoped: レキシカルにスコープされる、つまり、定義された場所に基づいてその値が決まることを意味します。

Understanding lexical this is crucial for modern JavaScript development. (レキシカルな`this`を理解することは、現代のJavaScript開発において不可欠です。)

• Understanding: 理解すること、という意味です。
• lexical this: レキシカルな`this`というプログラミングの概念を指します。
• is crucial: 非常に重要である、不可欠である、という意味です。
• for modern JavaScript development: 現代のJavaScript開発のために、という意味です。

Unlike regular functions, arrow functions do not rebind the value of this. (通常の関数とは異なり、アロー関数は`this`の値を再束縛しません。)

• Unlike: 〜とは異なり、という意味です。
• regular functions: 通常の関数、伝統的な関数定義を指します。
• arrow functions: アロー関数というJavaScriptの新しい関数構文を指します。
• do not rebind: 再束縛しない、という意味で、`this`の値が呼び出し方によって変わらないことを示します。
• the value of this: `this`の値を指します。

関連

• scope
• closure
• this binding
• execution context
• arrow function
• JavaScript