1.
動詞の動作が直接的ではなく、間接的に影響を及ぼす対象となる名詞や代名詞。通常、直接目的語の「誰に」「何のために」という受取人や受益者を示す。
動詞の動作が直接向けられる対象(直接目的語)とは異なり、その動作が間接的に影響する相手や、その動作の恩恵を受ける人や物を指します。「誰に」「何のために」といった意味合いで使われます。
She
gave
him
a
book.
(彼女は彼に本をあげた。)
She
話し手や聞き手から見て特定できる女性を指します。
gave
「与える」という行為の過去形です。
him
「彼」という男性を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
a book
特定の種類ではない「一冊の本」を指します。
My
mother
baked
me
a
cake.
(母が私にケーキを焼いてくれた。)
My mother
話し手の母親を指します。
baked
「焼く」という行為の過去形です。
me
「私」を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
a cake
特定の種類ではない「一つのケーキ」を指します。
Please
send
us
the
report.
(私たちに報告書を送ってください。)
Please
丁寧な依頼や命令を表す言葉です。
send
「送る」という行為を意味する動詞です。
us
「私たち」を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
the report
特定の「その報告書」を指します。
2.
動詞の後に直接目的語を伴って現れる目的語で、「動詞 + 間接目的語 + 直接目的語」の語順で使われることが多い。主に give, tell, send, show, teach などの動詞と共起する。
英語の文法構造において、ある動詞が直接目的語と間接目的語の両方を取る場合、多くは「動詞の次に間接目的語が来て、その後に直接目的語が続く」という語順で用いられます。特に「誰かに何かを与える・伝える・送る・見せる・教える」といった意味の動詞で頻繁に見られます。
He
taught
me
English.
(彼は私に英語を教えた。)
He
話し手や聞き手から見て特定できる男性を指します。
taught
「教える」という行為の過去形です。
me
「私」を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
English
「英語」という言語を指します。
Could
you
show
her
the
way?
(彼女に道を教えていただけますか?)
Could
丁寧な依頼や可能性を表す助動詞です。
you
聞き手を指す代名詞です。
show
「見せる」「教える」という行為を意味する動詞です。
her
「彼女」を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
the way
特定の「その道」や「行き方」を指します。
I
promised
him
a
reward.
(私は彼に報酬を約束した。)
I
話し手を指します。
promised
「約束する」という行為の過去形です。
him
「彼」という男性を指す代名詞で、この文では間接目的語にあたります。
a reward
特定の種類ではない「一つの報酬」を指します。