fatalism

[ˈfeɪtəlɪzəm] フェイタリズム

1. 運命は全て予め定められており、変えることはできないという考え。

全ての結果は運命によって予め決められており、人間の努力や選択では変えられない、という強い信念や哲学的な考え方を指します。このような考え方を持つ人は、未来に対して行動を起こす意欲を失ったり、状況を受け入れる傾向が強くなったりします。単に「諦め」の気持ちだけでなく、「定められたことだから仕方ない」という論理的な(あるいは非論理的な)根拠に基づいているニュアンスを含みます。
His political fatalism prevented him from trying to change the system. (彼の政治的運命論が、彼が制度を変えようとすることを妨げた。)

2. 運命だから仕方がないと諦め、積極的に状況を変えようとしない態度。

運命は決まっているのだから何をしても無駄だ、という考え方に基づき、困難な状況に直面しても積極的に抵抗したり変化を求めたりせず、諦めの気持ちで受け入れてしまう態度や傾向を指します。哲学的な信念というよりは、現実の状況に対する消極的な反応や心理状態としての側面に重点が置かれます。
He responded to the bad news with a certain fatalism. (彼はその悪い知らせに対して、ある種の諦めをもって応じた。)
関連
predestination
resignation
pessimism
determinism