dereference

/diːˈrɛfərəns/ ディリファレンス

1. ポインタや参照が指すメモリアドレスに格納された実データを読み取る操作。

プログラミングにおいて、ポインタや参照といった間接的な形式で保持されているメモリアドレスを利用し、そのアドレスに実際に存在する値やオブジェクトを取得する過程を指します。これにより、変数名ではなくアドレスを通じてデータにアクセスできます。
You need to dereference the pointer to access the data. (データにアクセスするためには、ポインタをデリファレンスする必要があります。)

2. プログラミングにおいて、ポインタや参照といった間接的な指定から、最終的なデータ実体への解決を行うこと。

あるデータへの参照(ポインタや参照変数)が存在する場合に、その参照が示す先のデータ本体を特定し、その値を取り出す行為全般を指します。これは、抽象的な参照を具体的なデータに「解決する」過程とも言えます。
The compiler performs automatic dereferencing for references in C++. (C++では、コンパイラが参照の自動デリファレンスを行います。)